お久しぶりです。

思うところあって久々に筆を取りたくなりました。

今回のテーマは「なぜネトウヨ系2chまとめサイトが急増したのか」です。

最近はヘイトスピーチの問題もあって更新を停止をしたり特定騒動を恐れて閉鎖した2chまとめサイトも多いようですが、一昨年〜昨年はとにかくこうしたネトウヨ系2chまとめブログが隆盛した年でした。その背景を元2chまとめサイト管理人の私が解説していきます。

まず、その背景には大きく二つあります。一つはなんといっても「アクセスが稼ぎやすいこと」です。そしてもう一つは「SNSとの相性が良いこと」です。後者はネトウヨ系2chまとめブログと同じような隆盛・衰退の仕方をしたバイラルメディアと同じような特徴を持っているのですが、細かく分析をしていくとその背景は少し異なります。それではこれらの要因を詳しく見ていきます。

ネトウヨ系2chまとめブログはアクセスが稼ぎやすい?

一昨年の年末だったと思います。当時中堅2chまとめブログを運営していた管理人が忘年会でこう言いました。「来年はネトウヨ系まとめブログに参入しようと思う」と。中堅〜大手2chまとめブログ管理人は基本的に複数のまとめブログを運営しています。一つサイトが当たればその収益を使ってアルバイトのライターを雇い事業基盤を拡大させていきます。今ではランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシング系のサービスがあり、1記事50円〜100円くらいの低単価で記事を作成することが出来ますが、当時の管理人たちは元まとめサイト運営者でサイトが伸びずに閉鎖してしまった管理人などを上手く使って記事を作らせていました。

当時、「保守速報」や「NEWS U.S」などのネトウヨ系2chまとめサイトがデイリー数百万PV規模まで急速に伸びており、勘の良い管理人たちがこの「ネトウヨ」というお宝ジャンルに目を付けつつありました。そうした背景があったので私もすぐさまその意図を理解しました。

ご存知のとおり、前政権である民主党の親韓・親中路線によってネトウヨが急増し、フジテレビをはじめとしたTV局各社による韓国贔屓の姿勢もネトウヨを生む温床となっていました。また、尖閣ビデオ流出問題も爆発的にネトウヨを増やす大きなきっかけになったと言えます。

そうした時代背景の元、2chまとめブログで韓国・中国系の記事を扱うと簡単にアクセスを稼ぐことが出来ました。そこで続々とこの韓国・中国ネタというお宝ジャンルの恩恵に預かろうとネトウヨ系2chまとめブログは増えていったのです。

Facebook×情弱中高年×ネットde真実=アクセス稼ぎの源泉?

また、今回私がこの記事を書こうと思ったきっかけの出来事なのですが、最近Facebookなんかでやたらとこうしたネトウヨ系ネタをシェアしている中高年の情弱おじさんが増えた気がします。中には「それソース確認したのかよ」というまるでデタラメなネタを持ち出して「これだから朝鮮人は〜」などと書いている人も多くいて、日本のネットリテラシーの低さを痛感します。

賢い2chまとめブログ管理人はそうした情報弱者の扱いが本当に上手です。TwitterやFacebookなどで上手く拡散するように彼らの愛国心を煽り、中国・韓国憎しの感情になるよう記事を作成します。それに釣られた情弱の中高年がSNSでシェアすることによりアクセスを上手く稼ぎ出します。彼らはそうした記事を見て自らよりも下の存在を作りだし、それらを憎悪の対象とすることでなんとか自尊心を保っているのでしょう。ある意味で可哀想な話です。

こうした背景もあり、ネトウヨ系2chまとめブログは急増したのです。しかし、ヘイトスピーチ規制関連法案や大規模な管理人特定騒動、ネトウヨ系2chまとめブログの象徴である保守速報が訴えられたりなど、運営リスクが増大するにつれ、これらのサイトは減少傾向にあるのです。

最近はネトウヨ系2chまとめブログの代わりにネトウヨ系動画をアップロードして収益を得るネトウヨ系youtuberなるものが出ているようですが、広告が剥がされて動画のアップロードを止めると宣言した人がいたそうで笑いました。ネトウヨは金になる、この方程式が崩壊する日も近いのではないでしょうか。

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